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お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
『今夜ひとりのベッドで』
個人的には、蔵之介キター!!の回でした。 とうとう俊介(佐々木蔵之介)が、明之(本木雅弘)と了(要潤)にブチきれた。そのきっかけが片思いしてる友(瀬戸朝香)じゃなく、姉・玲子(羽田美智子)のことだったのがよかったな。明之・了、玲子・俊介、二組の兄弟の違いがくっきりした。一組はいがみ合うしか出来なくて、もう一組は深く思い合っている。うまい対比。 俊介の言葉がまた、するどく冷静に分析していて、明之には痛い。あ、自覚してるというか心がマヒ気味だから、実はそんな痛くないのかな。私には、グサグサきたよ、俊介の言葉。 俊介「お前らって、ほんと寂しい奴らだよな。 子供の頃、愛されなかったから、愛することが下手でもいい。 家庭が複雑だったから、家庭になんか夢を持てなくてもしょうがない。 誰かを許すのはイヤだから、自分も許されなくていい。 そうやって理屈をつけて、楽しよう、楽しようと思って、 結局、人の心を推し量れない、さびしい人間になっていくんだよ。」 明之(心の声)「そうです。俺はさびしい人間です。」 ここ、なんかこのドラマの主題が、まんまセリフになってる感じでしたね。 玲子もまたほんとにいい姉なんだな。弟思いで。前も友にさりげなくやさしくしてたし。あと弟のよさを、ちゃんと言葉にしてはげましてくれて。その上で、俊介に 「ずるいよ、姑息だよ。いい人って思われたいだけじゃない。 人から嫌われたくないだけでしょ。」 って言ってあげる。私も姉なのですが、なかなか妹や弟に、こんなことは言ってあげられないよ。 だからこそ俊介は、明之に向かって 「わが家の家訓は、代々な“人にはやさしく”なんだよ。 アネキは、それを胸に弁護士になった女なんだ。 そのアネキのことを、お前が笑うのが一番許せない!」 って、言うんだよね。やさしくて、穏やかな人なのにさ。 野ブタの修二にとってのキャサリンみたいな人、明之にはいない。けど、俊介はちゃんと玲子みたいな人がいるのよね。ほんと、このドラマ丁寧で、説得力あるよ。 前半、ほんとたたみかける感じの展開で、おもろ(>_<)!!このドラマはコメディな部分が好きなんですが、それが凝縮されてる感じでした。仲悪い明之と了の息も、妙に合っているし。ほんと小気味いいテンポと演技だったな。 明之と了が熊本にかけつけたら、倒れて危篤なはずの父(岸部一徳)は、奇跡が起きたとピンピンしていた。で、息子たちが知らなかった過去を語る。これがね、息子たちの認識と真逆なことばっかで、うわーって感じ。 実は、もともと父は了の母と結婚するはずだった。それを明之の母が奪った。後に結局、了の母とよりが戻るけど。しかもさらに、別な女性との間に25才になる妹がいる。その上、入院先で看護婦のケータイ番号ゲットしてるし。父、やるなあ。明之の母にも、ちゃっかり許してもらってるし。 龍居脚本、炸裂!!って感じ。この父の告白で、今までの明之と了のトラウマが、宙ぶらりんになる。で、明之は自分のことしか考えてなかったけど、了は了で愛人の子といじめられてたし。了の母は控えめでやさしげで、あの3人の家族はいい関係っぽいし。憎しみの対象なのに、なんか拍子抜けするよね。ほんと細かなとこまで、うまい。職人技。 父は、息子側からすると悲惨な体験の元凶の人物。なのに、一徳さんがひょうひょうと演じてるから、チャーミングさやおかしみを感じた。ナイス・キャスティングでした。 前回、梓(奥菜恵)は揺るがないと書いたけど、今回は揺るぎまくりでしたな。友と立場が逆転したら、心の持ち様も逆転。友なんか余裕あるし、梓はすっかり不安げだし。 明之のED3回目でさすがに梓が泣くとか、でも名前で呼ばれて喜ぶとか、リアルだったわ。 あと今までと違って、ものを創るもの同士が恋人になった時の、やりにくさとか、嫉妬とかをちゃんと描いていたのもよかった。 あ、シングル・マザーになる決心をして、髪をばっさり切った友、毅然としてキレイでしたね。了が美容師って設定はこのシーンのためかと思う位、印象的でした。いままでの服装との違いもうまかった。 野ブタの修二と、今夜の明之って、仮面のかぶり方がすごく似ている。同じ時期に『今夜~』と『野ブタ~』を見れてるの、うれしいな。 高校生の修二は、彰と野ブタって大切な友だちが出来て、ちゃんと変わることが出来た。けど、38才の明之は変われるのかな。もう無理なのかな。親友なはずの俊介ともギクシャクしているし。自分も明之と年近いから気になるわ。 登場人物は皆、それぞれ孤独を抱えているけど、やはり明之の孤独がいちばん深い。でも、それは多分に明之本人のせいだ。意識を変えれば、その孤独は少し軽く出来るはずなんだけどな。 『花より男子』 つくし(井上真央)がピンチの時に、さっと現れる花沢類(小栗旬)かっけー。小栗君、スタイルいいから、アクション映えるなあ。とくにキック、やばい、やばい。 なぜあの場所を察知したのかは、まあ、置いとこう。 あ、小栗君が“マフラー男子”(C.れいこさん)だった(>_<)!白い長いマフラーが、すごい花沢類っぽかったなあ。 珍しくへこみきったつくしを立ち直らす、道明寺がかっこよかった。あとおバカだと思ってたら、英才教育を受けててピアノがめちゃうまなシーン、今までの道明寺とすごくギャップがあっておかしかったな。 つくしのピンチに、F4が力を合わせて助けてくれるのがよかった。やっぱ4人で力あわせるとこ、最初から見せて欲しかったなり。あ、F4が揃って登場シーン、お約束な感じだけどいいっすね。ザ☆少女マンガ加減がいい。 あーなんか感想薄いっすねー。 『1リットルの涙』 家にいたのでふと見たら、ほぼ一回分見てしまった。 遙斗(錦戸亮)は、恋をさせてあげたかったなという母の思いから生まれたキャラだそう。今回は彼がすごいよかった。ほんとこんな恋の相手がいたら、人はどんなにか救われることか。 亜也(沢尻エリカ)の病状が進む中、遙斗はどう彼女と向き合うか悩む。まだ高校生だし、彼女を助けられる訳じゃないし。亜矢も体だけじゃなく言葉も不明瞭になってきて、もう世界が違うかもと言うし。でも遙斗は、すごくステキな言葉を心を込めて、亜矢に言ってあげる。 「俺、お前が話すなら、どんなにゆっくりでもちゃんと聞く。」 「電話で話せないなら、こうやって直接会いに来る。」 「お前が歩くなら、どんなゆっくりでも、一緒に歩く。」 「今は頼りにならないかもしれないけど、いつかお前の役に立ちたい。」 とどめはこのセリフ。 「俺、……お前のことが好き……なの ……好きなのかも……たぶん…。」 むっちゃかわええ、照れ屋な告白。やられた(>_<)!私的には、告白・オブ・ザ・イヤーだわ。 あんま知らなかったけど、錦戸君もいい役者さんなのね(層厚いぜ、ジャニーズ)。静かな演技で、微妙な心の揺れを感じさせてくれた。他の役でもちょっと見てみたいやも。 薬師丸さんは、やっぱうまいな。こないだの『ウメ子』の、はすっぱなお母さんとは別人。あと姉の代わりに東高を目指す妹と遙斗が、シンパシー感じ合うのもよかった。妹役の成海璃子ちゃん、確かまだ12才か13才なのに、もはや芯の強い女優さんって感じ。『終わりに見た街』もそうだったけど、すでに演技にブレがない。 そして、このドラマ、最後に亜矢さん自身の言葉や写真が、さりげなく出るのがいい。ただ泣かせようってドラマじゃなく、真摯さを感じる。亜矢さんの言葉は力強いし、写真もハンデに負けずイキイキしているから。 『ER』 感想は書いてないけど、毎週欠かさず見てる。今回はコバッチュの最悪な一日を、だんだん時間をさかのぼりながら描いて見せた。マーベラス!ほんとお見事でした。ERって時々、実験的な構成や演出の時があるけど、毎回ほんとに鮮やかな手腕を見せてくれる。こういう実験精神、アメリカのドラマの底力つーか、かなわねーなあと思う。今シーズンのER、ものすごく暗くて辛くてやりきれない。もはや好きなキャラがひとりもいない。だけど、こういうさすがER!ってエピソードがあるから、見るのやめられないんだよなあ。いつだったかも、数人のキャラの視点から、同じエピソードを何度も繰り返し描いて見せたことがあって、あまりの構成のうまさにクラクラしたことがあった。 『ローザ・パークス物語』 今年の秋亡くなった、アメリカの黒人解放運動のきっかけを作ったバス事件の主人公の物語。当時、有色人種が乗れるバスは区別されていて、それに異を唱えたのがローザ。彼女の行動が生んだ波紋を、いい面と悪い面、ちゃんと両方描かれていたのがよかった。地味だけど佳作。あとローザが特別な人ではなく、ごく普通の人っていう視点もよかった。説教くさくなくて。ローザを演じたアンジェラ・バセット、やっぱ好きな女優さん。一瞬わからない位、地味なルックスにして演じてた。 『貞操問答』 昼、テレビをつけて、久々に一瞬見た。形勢逆転してたよ。なぜか新子が「私は中国人」と言い張る金持ちになっていて、メデューサ夫人たちが落ちぶれてちゃぶ台を囲んでた(超似合わねえ)。どっぷり見る気はないですが、時々のぞくとかなりおかしい。赤いトレーナーの女が出てきても、不思議じゃない感じのドラマ。実は、千倉センセが脚本書いてるんじゃなかろうか。
by lapin-waka
| 2005-12-13 17:28
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