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お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
これは、はまって見てます。とくにここ3回ほどが、おもろさ加速してる感じ。アラもあんですけど、なんか楽しくて(話はシリアスだが)、ひきこまれちゃうんだな。あと内容が濃いし、展開がスピーディーなので、通常のドラマの1.2~1.5倍増しな感じ。
このドラマで感心するのは、連ドラとしての構成がうまいこと。毎回、小出しにしていた各キャラのエピを、そのキャラがメインの回で、ちゃんと拾って、うまくまとめてんなあと思う。んで、その回のメインエピだけで終わらせずに、必ず次回へのブリッジになるような、かつガビーン!って感じのエピを、終わり際にプラスするのが職人技すね。あざといけれども、次週が気になるんだよね。あとメインのエピにからまない人を説明役にするとか、主要キャストには、毎回それなりに出番があるのもうれしい心使い。 んで、脇の役者も個性派ぞろい。群像劇として楽しい。佐々木蔵之介、阿部サダオ、北村一輝、夏木マリ、岸部一徳…このメンバーの濃さ、うまさに心はずむ。あとこういう濃ゆいメンツの中で、フレッシュな演技を見せる小池徹平君。役者として見直しましたね。スタート前は正直、坂口君が天才外科医?愛愛の二の舞か?と思ってたんですが、脚本や演出の力でかなりカバーされてますよ。役者って、よいスタッフと巡り合うの大事なんだな。あ、番宣(フジテレビミニッツ)の小池君によると、毎回、池鉄のアドリブ暴走して笑っちゃうみたいだけど、結局、本編ではカットされてるらしい。ちょっとまとめ見したい気がする。 “けれん!けれん!けれん!”みたいな演出、ほんとやりすぎ。けど、その過剰さとかアクがクセになってる。誰かが目を見開くと、いちいち擬音つくみたいな、くどさ加減。もう笑うわあ。映像のギミックも、クサい位ドラマチック方向。でもエンタメに振るってトーンを作ってるから、よいと思うな。医療ドラマではありがちなエピソードもあるんですが、この演出で既視感が軽減されてるな。 あ、泣けるシーンで流れる、ボーイソプラノっぽい曲、まじで音源欲しい~。とても美しい曲。使い方、超ベタベタなんすけどね。でも、もはや条件反射で、その曲流れると、涙腺ゆるくなってるかも。 まあ、ひいきの蔵之介さん出ているつーの、私的にかなりポイント高いんすけどね。てへっ(>_<)!意外に出番の多い役でうれしい。それに藤吉先生ったら、あんな親身になってくれてる主治医、マジで欲しいわあって感じの、いい医者っぷり。患者にかける言葉に安心感あんだよね。荒瀬(阿部サダヲ)に「世界一の内科医」とまで言われてるしさ(笑)。 *6/20(火)からフジのチャンネルα枠で再放送するそうですよん。テコ入れか?でも、ま、前半を見逃した方はぜひに。 ★『医龍』第5話 バチスタ手術が必要な拡張型心筋症の患者が、ふたり見つかった。安定して手術の成功率が高いのは女子高生だが、緊急性が高いのはかつてこの大学病院で婦長だった奈良橋(江波杏子)。さて、どちらにするかというのが、今回のお話。で、これにからんで、加藤助教授(稲森いずみ)のことがわかってくる。単に出世のことしか考えてない冷徹な女だと思ってたら、ほんとは違ったのね。昔は理想に燃え、泣き虫で、患者思いで、大学病院を変えるために出世しようとしていた。でも、ミイラとりがミイラになったつーか。出世にこだわるあまり、初心を忘れてしまったと。論文や実績を優先するあまり、いつの間にか患者のことを考えてない医者になっていた。そのことを、病床の奈良橋と再会したことで思い出していく。今回の稲森さんは、回想と現在の演じ分けがうまくて感心した。性格違うから、二役やってるようなものなのに。あと初心を思い出したとはいえ、野口教授(岸部一徳)に「患者か、論文か」と問われた時、「両方です」と答える加藤よかったですねえ。改心したとはいえ、やっぱ野心家。今まで描いてたとこがちゃんと守られて いる感じで、より加藤ってキャラがくっきりした。このドラマ、途中でキャラがぶれないのがいいっすね。キーになる元婦長役が江波さんってのが、すごいよかった。キリッとしてて、加藤の見えてない部分までわかってくれてる感じで。自分は死の淵にあるのに、加藤のことを気にかけている。昔と違って泣き虫ではなくなった加藤に、奈良橋がかけてあげた言葉よかった。「あなたは違う泣き方を覚えたのね」。江波さんの言い方もあって、じんわりしみる感じだった。あと、江波さんのダンナ役が小倉一郎っていうのが、絶妙な配役。 ★『医龍』第6話 いよいよバチスタ手術当日。単調になりがちな手術シーンですが、さすが『医龍』、もうイベントてんこ盛りでした。流れはこんな感じ。朝田(坂口憲二)が心臓を止めずに手術することを急遽指示(ええ!)→でもそれは心臓を直接触って病理部分を特定するためだった(へえ)→臨床工学士が緊張のためトイレに(笑)→人工心肺にトラブル、びびるサブの臨床工学士(あわわ)→朝田の指示で伊集院(小池)が機械をいじって問題クリア(ほっ)→バチスタ成功(パチパチ)→しかし心筋の動きが悪く、このままでは患者が死ぬかも(やばっ)→急遽、バイパス手術をすることに(おお)→グラフト採取をしなきゃいけないが、助手の伊集院は機械を触ったので手洗いのやり直しが必要(うへっ)→手洗いには5分かかるけど、手術は急を要する(ピンチ)→グラフト採取を看護婦のミキ(水川あさみ)に任せるという朝田(んがっ)→しかし、看護婦の領域を越えた行為(教授激怒)→でも決行して、手術は成功(パンパカパーン!)…書き出しみても、ほんと問題続出で濃ゆいっすね。でも、朝田は天才なので、ちゃんとクリアすんのが、マンガっぽくてよい。あと心臓だけの専門医ではなく、全身とのバランスで判断できるのが、朝田の強みなんだな。今回は手術がメインだけに、かなり専門的な話が多かったのですが、ERの鬼頭教授(夏木マリ)の解説ありなのでわかりやすかった。あと何かあるたびに、いちいち野口教授(岸部一徳)が、ギリギリしたり、大騒ぎしたり、リアクションするのがおもろ。野口教授の反応で、ことの重大さが実感できたな。んで、ミキのグラフト採取の責任問題を問いつめる教授を、うまくいなす加藤助教授(稲森いずみ)。バチスタの件で記者会見開くからって、教授の自尊心くすぐるんだよね。さすが、うまいとこ突いてな。が、翌日の新聞で皆びっくり!北日本大学の助教授・霧島(北村一輝)が、外人の有名な医師を助手に、朝田と同じ日にバチスタ成功させてた。で、新聞にはデカデカと霧島の記事が。朝田のバチスタの記事はぽっちり。野口教授は、灰になってたね。霧島がとうとうデカくしかけてきましたよ。ワクワク。 ★『医龍』第7話 今回は、霧島(北村一輝)とミキ(水川あさみ)が軸に。ふたりは異母兄弟だったのね。霧島は大きな病院を営む医者の正妻の子で、ミキはお妾さんの子。で、ミキは高校生の時に母と共にひきとられたんだね。でも実体は家政婦代わり。体が不自由になった父の世話をさせるためだった。もう霧島の粘着質、炸裂!生理用ナプキンまで、現物を見せてから領収書を異母兄に渡さなきゃいけないなんて、思春期にはむちゃキッツー。父の死後、ミキが看護学校行って自立しようとすると、金は出すから自分の大学の看護学校へ行けと、束縛するし。マジやばい支配欲。でも、北日本大学では若手医師のリーダー格。患者思いだし、教授の受けもよいし、アウトローな朝田(坂口憲二)ともうまくつきあうし。絵に描いたようないい医者っぷり。でも、そのギャップがこええって感じ。で、ある手術がきっかけで、霧島は自分より朝田が優秀だと思い知らされてしまう。前回でも語られてたけど、霧島や加藤(稲森いずみ)も、確かに優秀な心臓外科医。だけど、心臓だけで判断してしまう。ところが朝田は、心臓だけでなく全身のバランスで、患者の状態を判断出来る外科医。そこが天才的なんだな。にゃるほどね。で、それをきっかけに霧島は、朝田がやってもない判断ミスの罪をなすりつけ、北日本大学の医局から追い出したと。で、朝田は海外で医療活動してたのね。さらに、オペ看の技を身につけたミキも北日本大学をやめ、朝田を追って海外に行ったんだな。で、ミキのこともあり、余計に霧島は朝田をつぶそうとしてんだな。そりゃ根が深いわ。今回は、北村さんが素晴らしかった。ひどい策略を巡らしながらも、ミキや加藤に対してる時は、どっか弱そうで、寂しげでもあるんだよね。粘着な奴なんだけで、哀愁漂うってのが、もう北村ワールド。とくに恋人でありライバルでもあった加藤との別れのシーン、北村さんの真骨頂。「なんで朝田を選んだ」って言う時のせつない表情と、立ち去る時の寂しげな背中、やばかったね。で、加藤は朝田をちゃんと愛してたのね。そこは、ちょっと意外だった。でも、だからこそ、霧島に裏切られたダメージでかいのか。バチスタの情報も自分で流してたんだし。この一連のシーンは、稲森さんもよかった。今まで強気だった加藤の、女性としての弱さを感じさせた。で、霧島と別れた後、雨の中で泣きくずれた加藤に、朝田が手を差し伸べるシーンが印象的だった。坂口君のガッチリした体の感じとか、でかい手とかが、演技やセリフとかを越えて、説得力あった。肉体が雄弁な時もあるんだな。坂口君、うまくないけど(特にセリフがなあ…)、この役ははまってると思う。でも、またバチスタやるぞと、朝田が皆に意志表示するシーンは、ちょっと笑った。屋上でおきまりのバチスタ・イメトレをする朝田を見つめるメンバーたち…これが大事なシーンって、なんか変。でもそこが『医龍』。クセになるんだよ。あ、荒瀬(阿部サダヲ)の過去もわかりましたね。昔、患者を何人も犠牲にした、麻酔の新薬の論文チームに加わってたんだね。まるで金とひきかえの人体実験。かなりエグい過去だなあ。さっそく、潔癖な伊集院(小池徹平)が過剰に反応してるし。
by lapin-waka
| 2006-06-08 18:06
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