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★『セーラー服と機関銃』
これは、単純にあんま何も考えず、楽しく見てます。マイボスと共通するけど、「女子高生がヤクザの組長に」って、飛び道具な設定がやはりおもろい。んで、ヤクザの心得をいちいち生徒手帳にメモするとか、古いヤクザ映画でヤクザについて勉強するとか、女子高生が組長になっておかしいことをちゃんと描いてるのがよい。役者さんも適材適所で好演。なかでも堤真一演じる佐久間さん。義理人情に厚くて、いざって時にパッと行動するとことか、かなりタイプ。銃撃から組長をとっさを守るとことか、はーん。グッとくるわあ。あと押さえた色気もあって。役者としての堤さんは好きだけど、ふだん萌えな気持はゼロ。でも、佐久間さんはなんかツボる。やばい。長澤さんの星泉は、普段まじめでドジっ子なのに、いざって時はちゃんと組長!な感じになる、ギャップがよいわ。長澤さん、演じ分けうまいな。組長になった時の、キリリ具合いが好きだ。あと初回は、目が悪い人の感じもうまかった。セーラー服姿も、かわいいっすね。セーラー服のデザインが、基本的なシンプルなものなのもグー。んで、かわい子ちゃんな女優さんたちは、若いうちにどんどこ、星泉みたいな若い時にしかできない役をやって欲しいもんだわ。目高組の皆さんは、個性バラバラでおもろいバランス。ま、ひとりくらい、若いオトコマエがいてもよかったかもですが。『サラリーマンneo』の劇中で、田口浩正が髪を丸刈りにしてびっくりしたけど、このヤクザ役のためだったのね。ひいきの小市慢太郎さんは、刑事役。なんかすでに怪しい光線出してるなあ。どう本筋とからむのかしら。出番多いといいなあ。で、髪はもちっと切って欲しいなり。井澤健のなまった刑事は、『トリック』オマージュなのかしら。敵対する組のボス役の博太郎は、いつもながらの怪しい濃さ。あんな敵、やだなあって感じ。マイボスのガリ勉眼鏡こと森廉君が、博太郎の部下役。森蘭丸(笑)って役名で、毎回りんごむいてますな。んで、後半、緒形拳がからんでくるのが楽しみ。初回うまいなと思ったのは、長澤さんのカバンとメガネが、うまく話のカギに使われてたこと。何度も忘れて、ドジっ子アピールかよと思ってたカバンのおかげで、佐久間さんが後追いしようとするところを泉が救うのとか、うまいなあ。あと浅草って舞台がやっぱいいっすね。目高組の昔カタギの小さなヤクザって設定に、風景がすごく似合ってる。シマの人たちとの関わりも、ベタだけど嫌いじゃないわ。ストリップ小屋の姐さんが美保じゅんなのも好み。んで、初回は堤監督リスペクトな感じの小ネタ(8940室で薬師丸とか)が余計だなと思ったけど、2話では気になりませんでした。リメイクだけど、なにせ随分前に映画版見たきりなので、ストーリーの大筋は覚えてるけど、細かいことはすっかり忘れてますな。例えば、小泉さんの役(映画では風祭ゆき)の裏はなんとなく覚えてるけど、小市さんの刑事(映画では確か柄本明)っていい奴なのか悪い奴なのか覚えてない。なんで、いい具合いに新鮮な気持で見られそうっす。 ★『役者魂!』 むむむむ。全然ダメって訳じゃないけど、なんか惜しい感じ。コメディの松さん、バックステージものという、好みのカードは揃ってんですけどね。地味なだけど、ちゅんとコメディうまい人揃ってるのにな。なんか空回りしてる印象。テンポが悪いんかな。ナレーション多すぎんのかしら。妄想シーンもあんなにいらないしな。んでこどものエピソードも、初回からいるんかな。もちっとマネージャーVS役者バカの衝突を濃ゆく見せてくれたらいいのにな。主題のそこがちゃんと描かれてないから、もの足りないのか。初回は藤田まことは役者バカってより、神経質で細かいだけの人にしか見えなかったもんなあ。もちっと“演技”にフォーカス絞ると、おもろそうなのに。絵的にはセットいじってると動きがあっていいんだろうけどさ。シェークスピア役者ってことは、赤毛ものならではのおかしみとか描くといいのに。つけ鼻だけじゃなくネタありそうなのに。でも、事務所社長の香川照之は、軽く狂ってる感じで、むっちゃいいですね。口グセが「独立する気なのか、つぶしてやるからな」って(笑)。最近の香川さん仕事に、はずれなしだわ。ルン。文句は言ってますが、全然ダメって訳じゃないっす。普通。ちょっと勝手に期待しすぎたかしら。 ★『慶次郎縁側日記3』 主人公の慶次郎(高橋英樹)が、娘(岡本綾)の死を背負って生きてるので、なんとなく空気が重いシリーズ。見るとどんよりすんだわ(なんで飛び飛びにしか見てないんだけど)。でも、人の気持の機微を丁寧に描いているので、見ごたえはあり。んで1話より2話が好みでした。慶次郎の思い人のお登世(かたせ梨乃)が、謎めいた男(津田寛治)にひかれてしまうというお話。ふたりがふと出会う、雨のシーンが色っぽかった。蝉の脱皮を見つめたり、履物を脱いだりってことが、すごく象徴的で。人がふっと日常から踏み出してしまう瞬間みたいなものを感じさせた。津田さん、見たことない位、かっこつけた役だったなあ。好きなのは、高橋英樹と石橋蓮司とのかけあい。ますます息が合ってて、ほほえましくて。歌舞伎でいうとチャリ場な感じで、ほっとする。おめあての遠藤憲一は、このドラマではグッとひいた静かな演技。渋っ。んで、石橋さんとエンケンさんは『ライオン丸G』との役のギャップすごいにゃ。役者じゃのお。 ★『逃亡者(のがれもの)おりん』 テレ東6年振りのゴールデンでの連ドラ。雑用しながら、とびとびに見たのですが、一応、書いときます。最近の時代劇には珍しく、全くのオリジナル。くの一もの、股旅もの、幕府の内紛、いろんな時代劇の要素が、いり混じってたなあ。あと久々に帯をクルクルすんの見た(笑)。そういう時代劇のお約束を、スタッフが楽しんでる気がする。戦いの衣装がレオタードっぽいとか、トンデモ時代劇な部分もありますが、ま、ご愛敬って感じ。けれん味のある時代劇が好きな人なら、それなりに楽しめそう。まず設定からしてやばい。前将軍の吉宗は何者かに暗殺され、現将軍も命を狙われている。そして9代将軍の家重(小林隆)は言葉が不明瞭。その意味をただひとり理解する大岡越前(あおい輝彦)が、幕府の実験をにぎっている。が、その大岡も何者かに襲われ…。ってな感じで、幕府内で陰謀渦巻いてるのが、おもろ。で、それに元お庭番棟梁・道悦(榎木孝明)が作った暗殺集団“手鎖人”がからんでくる。この組織の感じは、かなり『あずみ』な感じっすね。んで、“手鎖人”の名目は将軍を守ることと言いながら、実は陰で道悦は幕府の転覆を企てている。騙され利用されていたと知ったおりんは、組織を抜け、逃亡者に。珍しく榎木さんが、あからさまな悪役で。てごめにするは、手鎖人の仲間同士を殺させるは、不要になった人間を瞬殺するは、超やりたい放題。道悦は、おりんの父の死にもからんでそう。おりん役の青山倫子は、モデル出身。一生懸命に体当たりしてるけど、正直まだ演技はつたない。でも、その危ういバランスが、ちょっと色気や萌えにつながってるかも。目指せ、由美かおる(なんつて)。おりんの父、おりんを密かに支えてきたって設定の左とん平は、かなりおいしい役どころ。じじいのくせに、割と強いしさあ。あ、組!の源さんこと小林隆さんが将軍・家重役。この役、昔、大河の『吉宗』で梅雀さんがやってたけど、やりがいがあるよね。あと幕府関係は、ベテランさんたちがやっていて、グッと重厚な感じ。あと、おりんの標的になった薬種問屋役の小林稔侍もよかった。ちなみに時代劇らしく製作は、老舗のC.A.Lが担当。問屋の屋敷を燃やすわ、ちゃんと外ロケ多いし、いまどき全21回と2クールだし、力入ってはるわあって印象。あ、主題歌はスカパラざんす。
by lapin-waka
| 2006-10-22 18:51
| tv
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