カテゴリ
以前の記事
2019年 12月 2018年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 11月 2016年 05月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 11月 2012年 03月 2011年 01月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 memo
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
訳ありのふたりの男(オダギリジョー、三浦友和)が、吉祥寺から霞ヶ関を目指して、東京のあちこちをぶらぶら散歩する話。三木聡監督の最新作。これ、めっちゃ好き。あまりに好きで2回続けて見てしまいました(レディースデーだったし)。そして、三木さんに泣かされるとは!2回見て、2回とも同じとこで涙腺ゆるんだ。シリアスな部分もありつつ、なんか、ほっこりする映画なんだな、この映画。
ひょうひょうとしたオダジョーと、彼を連れ歩く三浦友和のコンビがよくて。東京を歩いていくに連れ、このふたりの距離感が変わってくのが、見ていて心地よい。あとこれ、ここ最近の三浦さんの代表作なんじゃないかと思う。一見まともそうなのに、ちょっと怖い感じを秘めていて。んで、途中、立ち寄る家の主・小泉さんと、その姪っ子ふふみ役の吉高由里子ちゃんになごむ。あの家の子になりたい。岩松さん、ふせさん、松重さんが3人組で行動してるんですが、おもろ担当って感じで楽しい。あ、三日月君もチラ出してますよ。 藤田宣永さんの原作読みかけなんですが、映画を見てすごい三木さんっぽいなあと思ったとこが、実は原作まんまだったりして。三木さんと出会うべくして出会った作品かも。 三木さんの作品の中で演技者。の『いい感じに電気が消える家』がかなり好きなんですが、ちょっと近い匂いがした。んで、元々、古い家に他人が集って臨時の家族になる感じのお話が好みなんだな(昔『極楽家族』という名作があって、それもすごい好きだった)。今回もそういうシーンが出てきて、三木さんも好きなんだなあと思ったりもした。そう言えば『帰ってきた時効警察』の最終話にも臨時家族シーンあったな。でもね、楽しいんだけど、疑似家族って必ず終りが来るんだよね。そのせつなさも含め好きなんだと思う。 ボーカルものの曲が鈴木慶一さんで。「ああ、東京の映画に東京の音楽だ」と思えた。ちなみにサントラ的な音楽は、三木監督の盟友、坂口修さん。あとクレジットって手書きなんかな。ほのぼのしたフォントで作品に合ってた。 よく「ゆるい」と言われがちな三木さんの作品ですが、その空気感を生むための「間」とかアイディアとか技とか、すごいなあと思う。実は「ゆるい」人には「ゆるい」映画は撮れないよなあ、とか思ったりもしました。まあ、でもそんなこと考えず、この『転々』は楽しめますけどね。出演者や三木作品が好きだったり、『時効警察』がお好きな方はぜひ。
by lapin-waka
| 2008-02-18 08:55
| movie
|
ファン申請 |
||