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お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
★『愛の道 チャイナロード』
TBSで深夜オンエアされてた、BS-i制作の30分ドラマ。地上派での放送が終わりました(BS-iではまだ見れるのかな)。しみじみとした佳作でした。主人公は父の死後、死んだと聞かされていた母が生きていることを知り、中国まで探しに来た女の子(水橋貴己)。で、偶然出会った料理の道でくじけた男の子(水橋研二)を道連れに、中国各地を旅する。毎回、いろんな人と出会うんだけど、その人たちのエピソードが、彼ら自身の問題と重なってて、うまかった。家族とか恋とか、国が違っても悩みどころは一緒なんだな。で、頑なだったふたりの心が、ゆっくりほぐれていくんだよね。 中国の役者さんたちも、ゲストの日本の役者も、皆いい感じだったな。何度か書いたけど、水橋研二君の自然さにやられた。演技なのに、演技っぽくない。なんだろう、この子は。あと北京語がちゃんとうまかった。最終回で母が石野真子ってわかったんだけど、久々に真子キレイだなって思いました。なんで離婚して中国に来たかを語るシーンもとてもよかったし。 全編、中国ロケだったのが、リアリティあった。で、どっちかっていうと、普段着の風景だったのも好み。字幕は使わず、ディスコミュニケーションや、言葉はわかんなくても心は通じるとかも、うまいこと作中のアクセントになってた。あと男女ふたりの旅だけど、ラブな要素が全くなしだったのが、物語をシンプルにしててよかった。ま、5年後に結婚すると、最後に準レギュラーのいい味出してる占い師に言われてたけどさ。派手さは全くない作品だったけど、シリアス過ぎず、バランスよくて、スタッフワークも丁寧で、好感の持てる作品でした。すごい深夜だったのでさすがに私もビデオ録画で見てたけど、ほんとは年輩の人でも楽しめるようなスタンダードなよさがありました。物語もゆったりしてるし。あ、ふたりともアイラインくっきりすぎなのだけ、ちと気になりました。ま、余計なお世話っすけど。 『愛の道 チャイナロード』公式サイト http://www.bs-i.co.jp/ainomichi/ ★『神はサイコロを振らない』 文句いいつつ、かなり好きなんです。が、かえって筆が進まんという矛盾に陥っております。あと小林聡美の年齢設定が自分の1コ下で、いろいろ感じ過ぎてるのかもしれん。 ☆第3話 もうね、女の友情に泣けてしまった。流行りもの好きで、相手を振り回すようなアッチ(ともさかりえ)のキャラが、時としてうざかったんです。が、今回ものすごく見直した。「やっちの残された時間を最高に素敵なものにしてやるよ」ってセリフにやられたぁ(ToT)。自分の方が消えちゃうかもしんないのに、残される友だちのこと思いやるなんてさ、なかなか出来んよ。なのにメイド服着てて、とんちんかんだしさ。このバランスも、このドラマのいいとこだな。んで、ともさかさんのよさがにじみ出た、心に残るシーンでした。また小林さんと、ともさかさんの組み合わせも、ほんとに長い間の親友ってムードなのよね。ほんと、いいキャスティングっすね。高橋恵子と成海璃子ちゃん親子は、複雑だなあ。どっちも折れないけど、実はちゃんと思い合ってんだよね。そのうち、小林さんが仲を取り持つことになるのかな。あと佐々木麻緒ちゃん、また達者でやられた。エンタツアチャコのことを語る幼児(笑)。しかも父役の片桐仁がすごく情けなくて。この父子のバランスも好き。もっと出て欲しいな。 ☆第4話 このドラマって、どの回に何をするかっていう、全体の構成がいまいち甘い気がしました。今回は、中だるみというか、話が停滞してた感じ。もったいねえ。9日間って時間を区切ってるのなら、もっとうまくエピソードを割り振ればいいのに。小林さん周りのことと、乗客たちのことと、バランスが回によってバラつきあるし。あと教授のラブ要素って余計な気がする。すでに描かなきゃいけないこといっぱいなのにな。あと小林VS武田のビンタ合戦も、かなり唐突に思えた。映像的には強いけど、なんかドラマのトーンには合ってなかったような。あの姉と弟の関係なら、違うケンカの仕方なんじゃないかしらん。好きだからこそ、今回はちとうーん…でした。でも、相変わらず山本太郎と小林さんのシーンはよい。キュン。プロポーズことわられても、ああいう風にしてあげられる男なんて、ほんと懐深いなあ。さらに太郎の役にほれる。小林さん、ほんとは好きなのに、あと9日ってのがブレーキになってんだろうなあ。辛い役だなあ。 ★『光抱く友よ』 すごく地味なんだけど、しみじみ心にしみる感じの佳作でした。高樹のぶ子が80年代に芥川賞を取った作品を、現代に置きかえてドラマ化。優等生と不良のふれあいと別れを、すごく細やかに描いていた。結末はあっけなく、やるせない。だけど、ドラマなのに小説を読んだ後みたいな余韻が残った。 高校さぼりまくってダブってる、不良役の加藤夏希がなかなかでした。ぶっきらぼうで、世間のルールからは外れてるんだけど、ちゃんと自分なりの筋が通ってる。複雑な役だけど、このドラマの加藤さんはキラッとしてた。あ、加藤さんが海辺で、金子みすずの詩をそらんじるシーンも凛としてた。で、そのアル中の母を演じるのが、池上季実子。うまいわあ。ものすごく迫力あった。やさぐれてて、暴力的で、自己中で。ほんと子どもにしたら不条理でひどい母親なんだけど、娘は彼女なりのやり方で大事にしてんだよね。とにかく、このふたりがよかった。お互い乱暴なんだけど、思い合ってる感じがにじみ出てた。セリフはないけど、この母子が煙草の火をつけ合うシーンかなり好き。優等生役は、前田亜季。ま、ぴったりね。その父母が、渡辺いっけい、宮崎美子。知的でいい人たちなんだけど、表面的つーか偽善っぽいとこまで感じさせて、やっぱうまい。あ、生徒たちの憧れの先生役は賀集利樹。皆の前ではさわやかなのに、陰で加藤さんになめんなよ!みたいなシーンがあって。これがもうほんとヤナ感じ全開の演技で、ちと見直した。内舘ドラマで揉まれた成果かも。 山口の港町でロケしていて、そのきれいだけど、さびれたような空気感もまたなんとも言えずよかった。山口の言葉をちゃんと使ってるのも、独特の味があった。見逃さなくてよかった。フジの休日の午後の単発ドラマ、たまに当たりあるなあ。特に地方局制作の奴、あなどれん。 『光抱く友よ』公式サイト http://www.tokai-tv.com/hikari/
by lapin-waka
| 2006-02-15 01:48
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