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お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
*いつもの映画の感想よりややネタばれ気味やも。 今、ひそかな田中圭君ブームの俺。その勢いで、池袋まで見にいってきましたよ。漫画家・江川達也本人が監督した映画版『東京大学物語』。レディースデーで1,000円だったしね。ちなみに原作は、村上が仮面浪人になる位しかまで読んでないっす。おもろいとは思ってたけど、作品のファンって訳ではないな。 最初、席についたら男の人ばっかで、ちとびびった。上映間際になったら女性もぼちぼち来たけどさ。ま、原作が原作だし、R15指定だし、ソフトオンデマンド(AVのメーカーさん)が製作だし。映画館で女子が見るには、ちょっと心のハードル高いかもね。あんまそういうの気にしない私でも、どうすっかなと一瞬思ったし。でも田中圭君ブームの方がまさった俺。 漫画『東京大学物語』といえば、村上の頭の中がダダもれで、ものすごく過剰な作品っていう印象。映画版は視点を遥側に移すことで、胸キュン☆な青春もの(エロあり)という方向にシフトしてました。実写で漫画のあのダダもれ感は難しいから、うまいなあと思いました。あと青春にエロはつきものなのに、つっこめない作品が多いから、そこにちゃんとチャレンジしたのは、スタッフも役者さんもえらいなあと思う。 ではでは唐突ですが、私が好きな胸キュン(>_<)シーンbest3 ☆村上と遥がチャリにふたり乗りして、山道を下っていくシーン。村上がチャリで無謀な箱根越えをして遥に会いに来た後なので、かなりグッときます。この瞬間の村上と遥はすごい幸せそうなんだよね。 ☆夜の教室の教卓での、村上と遥のラブシーン。これはかなりドキドキ。 ☆合格発表の後、東大に落ちて逃げる村上を、遥がどこまでも追いかける場面。ふたりの気持ちの違いがくっきりして、せつないっす。 これらのシーンで、やっぱり漫画家の人って、ストーリーを積み重ねるのと、そのエピソードに合った画を考えるのがうまいよなあと思いました。 とはいえ、映画としていい作品かは、また別の話。やっぱこの映画は単体で楽しむものじゃなく、漫画とセットの作品。お互い補完しあってる感じ。江川さんは、映画にこだわりたかったんだろうけど…。映画ってメディアは時間が短いから、描き切れてないような…。うーむ。あと三段オチ位になってんですが、一個目のオチで終わってたら、映画としてのレベルはまあまあだった気がする。そっからのオチは、本人でしかやれないオチではあるんだけど、映画としては余分すぎる。それは裏設定にとどめるとか、DVDのオマケ映像にするとか、なんか別なメディアに振り分けとけばよかったのに。創作欲はわかるけど、マジいらねえ。映画はそぎ落とし方が、腕の振るいどころだと思うんすよ。途中までは、原作のあの過剰さを、こういうシンプルな感じに置き換えられるんだあと思ってたので、ガックシ。『木更津キャッツアイ日本シリーズ』の、あの賛否両論のオチが好きな私でさえ、このオチのつけ方は笑えなかったっす。で、結局、やっぱこの映画の主役は、江川さんなんだなあと思いました。だから映画としては、あんま人におすすめできんかな。 お目当ての田中圭君は、村上直樹役。漫画の村上君みたいに脳内ダダもれじゃないから、頭よくておもろいけど、割と普通の男の子って感じに見える役。原作の漫画を知ってるので、今、頭の中はすごいのかとつい思っちゃうんだけど。田中君は胸キュンな役、ほんとに似合うから、ナイスキャスティング。田中君の演技、やっぱ自然。うまいと思う。んで、演技の余白の質感がいいんだよね。セリフを言ってない時の表情とか動きが、言葉にならない気持ちを想像させる。村上役、ほんとがんばってたなあ。かなり出ずっぱりだったし、エロシーンも多いし。あとコメディっぽい表情もちゃんとうまいってのは、今回の新発見。これっていう代表作にまだ出会ってない役者さんなので、いい作品に恵まれて欲しいにゃあ。応援してます。 水野遥役は三津谷葉子。よく知らないけどグラビアアイドルなのかな。前半は、彼女のルックスにも演技にも、なんかノレなくて、うーんて感じ。でも、途中からだんだん彼女が演じる遥に感情移入しちゃいましたよ。とくに村上君が同棲相手とHしてるアパートの外で、雪の中、たたずんでるシーンはせつなかったな。もうただただ村上君のことが好きなだけなんだよね、遥って。で、なんでも許しちゃうって、ある意味、女の鑑、男の夢みたいなキャラやな。で、脱ぎ惜しみって言う人もいるかもですが、全部は見せない彼女のシーンの方が、他の女の子たちよりエロティックだった。それにもろエロよりほのエロの方が、この映画での村上君と遥の関係には合ってたと思うし。あと三津谷さんは声がいい。要所、要所で彼女が自分に言い聞かせる、「やり過ぎないように」みたいな心の声が流れるんだけど、くり返し聞いてる内にだんだん効いてくるんだよね。遥は小さな頃から周囲に、「変」と言われて傷ついてる。でも全然、変じゃないよ~!って言ってあげたくなりました。空気読めなくて、やり過ぎてるし、バランス悪い。でも、そんな女の子は、世の中にゴマンといるのだ。 厳格で数学を愛している教師役の、升毅さんがよかった。こういう大人の役者がいると、ピシッと画面がしまるよね。映画度高まるつーか。こういう人がもう何人かいるとよかったのにな。村上の友人・佐野役の波岡一喜(私にとってはまだバンホー@パッチギ!)は、かなりおいしい役どころ。コメディ・リリーフって感じ。あと遥の大学時代の友人役の女の子は、ちょっと気になった。 ところで暴言吐いて、いいっすか。脱ぎ担当の女子ふたりが微妙…。脱ぎっぷりはいいんすけど…。演技が…。ルックスが…。とくにはすっぱな同棲相手役の子…かなりアップきつかったっす。物語の大事なキーになる役なのになあ。エリちゃん役の子は、メガネっ子でロリ声で、マニアな方には受けそうすけど…。ふたりとも、どうしても「遥の方がいいじゃんよ」「村上のバカ!」と思えちゃって、しゃーなかったです。あ、そこがキャスティングの狙いなのか。 ちなみにエロシーンは、女の子の裸がキレイに見えるよう、丁寧に気を使って撮ってたな。ライティングとか、アングルとか、動き方とかね。さすがノウハウ蓄積してるなあ。で、R15だし、そんな過激じゃないっすよ。女子でも平気なのよん。 だらだらとつい文句を言いましたが、『東京大学物語』および江川達也、主要な出演者のファンの人なら、充分楽しめるはず。あと劇中で遥の描く絵が江川さん作だったり、タートルくんのマスコットが出てきたり、江川ファンならうれしいコネタも多し。でも映画館では見なくて大丈夫かも(すんません)。 あ、漫画の『東京大学物語』はちと読み直したくなったな。漫画版の結末知らないし。あと、これだけ感想を書いてるってことは、すでに江川さんの術中にはまってるのやも。 『東京大学物語』公式サイト http://www.tokyodaigaku.com/
by lapin-waka
| 2006-03-20 19:39
| movie
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