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お問い合わせは Lapinまで。 発行/管理:Miette 著者 三橋和賀子 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
土曜ワイド劇場がスタートして30周年なんですってよ。つー訳で特別企画も目白押しらしい。
なーんて書いたのは、たまたま関東ローカルのテレ朝の番宣番組『ぷれミーヤ』を見たから。次長課長が土曜ワイド劇場のPRで、いろいろ小ネタを紹介してた。例えば女優でいちばん主演してるのは、片平なぎさ。“二時間ドラマの女王”って称号は伊達じゃないのね。男優は愛川欽也だそうよ。ダントツの70何本って本数でした。“二時間ドラマの帝王”は、実はキンキンだったのか。 んで、'83年に放送された『家政婦は見た!』の第1作のVTRが流れたんだけど、これがトンデモ・ドラマだった!むちゃヤバ!ビデオ撮っとけばよかったなあと思う位の衝撃映像でした。 なんといっても市原悦子演じる家政婦の石崎秋子が、今とは性格や行動が違う!のぞいてるだけじゃなく、お金持ちの家庭問題を楽しんでる。しかも超ひっかき回しキャラなのよ。旦那様と奥様がそれぞれ不倫してるんだけど、旦那が隠していたラブレターが奥様に見つかるように工作したり、問題が深刻になるように仕向けてるんだよねえ。 祖母が不倫問題を解決しようと言い出すと、悦子はこの祖母を追い出そうと画策。その手段がやばやば。この家にはいたずらなこどもがいるんだけど、その子を利用するんだよね。その子の自慢は、どこでこすっても火がつくローマッチ。悦子ったら、その子の前でマッチで耳掃除をしてみせる。で、「マッチでやると気持ちいいから、おばあさまにやってあげたら」とそそのかす。まんまと、祖母の耳掃除をマッチでしてあげる孫。しかも、あのローマッチで。と、ばーちゃんバーニング!耳の中でマッチに火がついて、頭から煙出してましたよ。なんなんだ、このびっくりシーンは(笑)。もちろん祖母は入院。しめしめの悦子。でも、利用されたこどもが復讐すんだよね。矢の先にローマッチをつけて、悦子めがけて射る。マッチは悦子の耳の中に命中。火を吹くマッチ。もちろん悦子もバーニング(笑)。因果応報だけど、なんか書いてても、グルグルするようなストーリーっすね。 ちなみに第1作の原作は松本清張。首尾範囲広ろっ。清張…恐ろしい子…。マッチのシーンのコミカルさ、見てどう思ったのかな。なお『家政婦は見た!』ってのは、元々は副題だったそう。で、その後の作品は、脚本家の柴英三郎のオリジナルだそうです。へぇ。 大沢家政婦紹介所で、野村昭子相手に茶飲み話は、ちとしてみたい。もしも、お金持ちになって家政婦さんを頼むなら、石崎秋子みたいな家政婦さんはやだなあ。理想は、猫村さんみたいな人かなあ。まあ、そんなチャンスはないと思うが。 あんま2時間サスペンス見ないけど、たまに見ると独特のルールがあっておもろいよね。そういえば『時効警察』の4話で、園子温監督が二時間サスペンスをネタにしてた(土曜ワイドと同じ局だしね)。架空のシリーズ『THEアネゴ探偵・寂水先生が行く!!』を登場させて、かなりうまいこと世界感を作ってた。犯人の指差し(シュッ!)とか、崖の推理シーンとか、五七五とか、寂水先生のテーマとか、ほんとにツボ。 もし土曜ワイド劇場で寂水シリーズがあったら、熊本さんみたいに私もコンプリートしたくなるかもな。さすがに崖の模型までは作らないと思うけど。
by lapin-waka
| 2006-07-01 23:16
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